アーカイブ | 7月 2016

  • 自覚症状のないHIV検査や真菌検査のすすめ

    人間の健康を脅かす感染症は、様々な病原体が体内に侵入して臓器や組織の中で増殖し、生態に何らかの悪影響を及ぼすことで起こります。最悪の場合、死に至ることも少なくありません。感染症の原因となる病原体には、ウイルスや細菌をはじめ、真菌(カビ)や寄生虫などがあり、感染経路は病原体を持っている(感染している)人や動物、土壌などから、直接感染したり、空気や水、食べ物などを通して感染したり、他の動物を介して間接的に感染することもあります。 感染症が怖いのは、病原体が目に見えないこと、様々な経路で感染し、それがどんどん広がってしまうこと、また未知の病原体に対しては、誰も免疫を持っていないことです。ただ、実際に感染していも、発病しないこともあります。しかし、自覚症状がないから安心とは言えません。なぜなら、将来発病する恐れがありますし、知らずに他人に感染させてしまうこともあるからです。 病原体に感染しているかどうかは、抗体検査や培養検査などによる検査でわかります。検体は血液から調べることが多いですが、その他にも感染した臓器の分泌液や尿、便、痰などから検査を行ったり、臓器の画像審査を行うこともあります。 様々な感染症の検査がありますが、その一つにHIV検査があります。エイズに感染していないかどうかを調べる検査です。エイズウイルスは免疫機能を破壊する恐ろしいウイルスで、性交渉による粘膜や傷口から侵入し、4~7年の潜伏期を経て発病します。アフリカなどでは母子感染も深刻です。不特定多数の人と性交渉を行ったことがある場合などは、一度検査を受けておくと安心です。保健所で無料で検査を行ってくれます。精度も高く、1時間以内に検査結果がわかるHIV検査を実施している保健所もあります。